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自分を隠して生きてきた私の真のサレンダー

ああ、私は気づいてしまった。
本当はずっと、アーティストである自分や
感性で生きる“スピリアルな自分”が
どこかで「社会にとって不要なんじゃないか」
って思ってた。
ちゃんとしなきゃ。まともに見られたい。
普通の人になりたいって、ずっと思ってた。
認めたくない自分。受け入れたくない自分。
そんな自分を受け入れたら、
言い訳ができなくなりそうで、
怖かったんだと思う。
だから私はずっと、
「隠れ蓑」をかぶって生きてきた。
いつでも逃げられるように、
一見まともそうに、“ちゃんとしてる人”に見えるように。
でも、結局は
おひとり様劇場だった。
誰とも戦ってないのに、
自分の中で勝手に戦って、
勝手に傷ついてた。
でも実は、
私が1番隠してたことは、
他人にはもうバレていて(笑)
漏れ漏れで。
でも私だけが必死で隠してた。
そして私は、
自分が1番、自分を否定してたんだ。
「出来ない理由」や「言い訳の世界」は、
すべて自分の都合で作り上げた、
やさしい監獄だったのかもしれない。
でもね、今はこう思う。
自分に降参すること。
それが、自分を認めるってことなのかもしれない。
ちゃんとしてなくても、
まっすぐじゃなくても、
怖くても、泣いても、迷っても、
そんな自分を「もういいよ」って抱きしめること。
それが、私が私でいられる最初の一歩だったんだと思う。